【工房便り】12/12/14 一筆箋

【工房便り】12/12/14 一筆箋>

ボールペンを製作している私ですが、実際に日常では、キーボードに向かって文字を打つ方が多く、手書きの機会はあまり多くありません。

もちろんネットショップというデジタルの世界で販売しているというのも大きな理由ですが、実は字が汚いとか、書き損じると描き直しが面倒とか、便箋、封書、切手等を用意するのが面倒というのも理由です。

実際、私の悪筆については社内でも評判で、私が書き散らかしたメモなどは渡されても読めないと言われています。(恥)

そんな私ではありますが、それでも一筆箋だけはよく使っています。

一筆箋とは、通常の便箋の3分の1位の大きさで、3行から6行程度の罫線が入ったミニサイズの便箋のこと。(罫線のない物もあります。)

例えば何か荷物を送る時や、書類を送る時などに、この一筆箋にちゃちゃっと一言だけ挨拶を書き、同梱します。

数行ならよけいなことは書かなくても良いので、挨拶文に悩んだり、文章を組み立てたりする事に時間を取られることもありません。
悪筆も数行なら集中して読める程度に書くことも出来ます。(笑)

そんな私に一筆箋を教えてくれたのが、友人のむらかみかずこさん。

彼女は、手書きの良さを世の中に広める伝道師として、書籍の執筆や雑誌の連載、講演活動、文具メーカーとの協賛企画などを通じ、手紙や一筆箋の書き方を伝え、広める活動をしています。

そのむらかみさんの最新刊「たった3行のシンプル手紙術」が、先日、日本経済新聞出版社から発売されました。

一筆箋を使った手紙術が、詳しく丁寧に解説されており、状況に応じた例文がたっぷりの他、一筆箋の選び方から書く時のポイント、注意点、さらにはお薦め文房具まで紹介されています。
これから一筆箋を始める人に、敷居を下げて手書きの世界にスッと入れるようにしてくれる手引き書になっています。

tegamijutu

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この記事は2012年12月初掲 名入れボールペンの【ペン工房キリタ】