【平八個人話】14/05/29 物置小屋から

【平八個人話】14/05/29 物置小屋から>

母屋に隣接して古い物置小屋があるのですが、立て付けも悪くなっていて、最近引き戸の扉が勝手に少し開いてしまいます。

先日ちょっと昔の本を取りに中へ入ろうとした処、扉の前でにゃ~と鳴くか細い声が聞こえてきます。

もしやと思って扉を開けて中に入ると、すれ違いざまに、最近近所でたまに見る三毛猫が飛び出していきました。

しかしにゃ~にゃ~鳴く小さな声はまだ続いています。そこで奥の押し入れを覗くと、そこには小さな子ネコが3匹....。

あちゃー、これは困りました。既に5匹もいる我が家ではこれ以上はとても飼えません。でも捨てて死なれても嫌だし、そのまま物置を巣として提供する訳にも行きません。

う~ん、困ったどうしよう。とりあえずここは我が家の猫娘に相談するしかないと、扉もそのままに一旦その場を離れました。

娘の帰宅を待って事態を相談し、再び物置へ恐る恐る入っていくと、今度は先程聞こえた鳴き声が聞こえません。

そ~っと押し入れの奥を覗くと、先程そこにいた子猫の姿は消えていました。どうやら親ネコが戻ってきて子猫を何処かに異動させたようです。

あ~良かった、ほっとしたと言う気持ちと同時に、片隅に湧き起こるちょっぴり残念な気持ち。
娘もやはりちょっと残念そうでした。

koneko

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この記事は2014年5月初掲 名入れボールペンの【ペン工房キリタ】