ファーバーカステルについての6

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今週は、伯爵コレクションのいくつかを紹介していきます。

カタログ的に全てのペンを紹介はしませんが、特に私の持っているペンを中心に好きなペンを数点だけご紹介します。

「パーフェクトペンシル」

perfectpencil

カステル9000番の鉛筆に消しゴムを付け、鉛筆削りを組込みクリップも付けたキャップを組み合わせたセット。キャップは鉛筆が短くなってきた時の補助具エクステンダーにもなります。

1本150円の鉛筆に付けるにはあまりにも贅沢なキャップ。何しろプラチナメッキ版の価格が定価で36,000円。

キャップと言ってもほとんど自己満足の使用頻度だとは思うのですが、けっこう欲しかったりします。(まだ持っていません。)

「エモーションシャープペン メープル」

emotion

中心が太く膨らんだ柔らかいカーブのボディ。メープル木材を使い、少し短めの形状は樽をイメージさせます。

全体が頭部、ボディ、先端部で3分割された独特なデザインです。 頭部をひねると1.4mmの太芯が繰り出し式でせり出してきます。

デッサンなんかにも良い感じの太芯で、最後は芯をペッと吐き出す所がまた良くできています。(たぶんラミーのABCと共通機構)

「ギロシュボールペン」

guilloche

スッキリとした一本軸に大きめの天金と先金が付き、独特のスプリング式クリップがついたファーバー定番のデザインです。

ギロシュのボディは樹脂製ですが、上位版には同じデザインで金属ボディのクラシックシリーズやペンオブザイヤーシリーズがあります。

よく見ると上位版に比べると樹脂のボディはちょっとちゃっちいですが、そのシンプルなデザイン力には飽きの来ない魅力があります。

実は上記のエモーションとギロシュはケーファーの開発時にかなり参考にしたモデルです。

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この記事は2011年1月初掲 名入れボールペンの【ペン工房キリタ】