輪島漆蒔絵ボールペン開発秘話、その4
輪島漆蒔絵ボールペン開発秘話、その4>
今回からは、私が石川県輪島の漆器工房を訪問したときの知識に基づいて、蒔絵漆器のできるまでの行程をごく駆け足で解説します。
漆の木:
漆はウルシ科の植物でアジアを中心に多くの種類があり、中でも日本のウルシの木が最も高質の漆を産します。
漆液は、一定年数(20年程度)を経た漆の木にキズをつけて、滲み出してくる樹液を採取します。
期間は6月初から10月までの約150日間で、この間に取れる漆の量はたった200グラム前後です。
掻ききった漆の木は、秋の終わりには切り倒され、切り株から出てくる芽を再び育てます。
見学した漆器ショップでは、実物の漆の木と掻く道具を展示していました。
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この記事は2012年1月初掲 名入れボールペンの【ペン工房キリタ】