ボールペンと万年筆の使い分けについて5

ペンの使い分けについて4>

以上のような特徴を踏まえて、使い分けについて考察すると、使い方が荒くなりがちで、機能を最優先にしたいの事務用途や、日常のちょっと使いやには安いゲルインクボールペン。

外出時の胸ポケットや、きちんとした気持ちでサインをする時、気持ちを引き締めてちょっとした文章を書くとき、あるいはチョット良いものを使っていることを人に見せたい時などには、 油性インクの高級ボールペン。

また、プレゼントとして選ぶには、趣味性が強くクセのある万年筆よりも高級ボールペンのほうが安心して贈ることができます。

そしてじっくり手紙を書く時、ここぞという一筆を書く時などには、自分で選んで自腹で購入した愛用の万年筆もよいでしょう。

このように機能と特徴を把握した上での使い分けをすることによって、より豊かな文具生活を送っていきたいと思っています。

(完)(サインペン、シャープペンのように明らかに用途の異なる筆記具については割愛しました。)

—————————————————————————————————-
ウェブサイトのワードプレス化に当たり、記事の移し替えの為、古い記事を再掲載しています。
この記事は2009年5月初掲 【ボールペン工房キリタの工房便り】