水性ボールペン開発秘話の3

水性ボールペン開発秘話の3>

実は、このKWローラーボールは、KWボールペンより前に存在していたんです。

KWボールペンは、外径10mmの先軸と、外径11.2mmの後軸の、2つのプレス軸から構成されています。

かなり以前に、とあるブランドのペンとして、先軸・後軸共に外径10mmのボールペンが存在していました。
そしてそのボールペンの水性版として開発されたのが、今回の新製品と同じ外径10mmの本体軸と外径11.2mmのキャップを持つ、ローラーボールでした。

しかしそのローラーボールは、結局ほんの少量出荷されただけで、廃番となってしまいました。

その後に何年かの時が経ち、キリタのオリジナルボールペンを開発する時に、先軸にそのブランドボールペンの先軸を、後軸としてローラーボールのキャップを使い、出来上がったのがKWラッカー/ロジウムボールペンだったのです。

—————————————————————————————————-
ウェブサイトのワードプレス化に当たり、記事の移し替えの為、古い記事を再掲載しています。
この記事は2009年7月初掲 【ボールペン工房キリタの工房便り】