クリップについての2

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①プラスチックによる成型品、

100円から500円位までの事務用のボールペンに多く使われるクリップは、多くの場合、クリップ単体ではなく、本体との一体成型で作られます。

以前は本体がプラスチック製の事務用ボールペンでも、クリップだけは金属のものが使われていました。

それがプラスチックの成型技術が向上し、現在では、本体とクリップの一体成型で作られるようになりました。

しかも本体の内側には、ノックのための機構部であるカムの内側の造形が彫り込まれるようにまでなっています。

本体とカムとクリップを一度の射出成型で作り、大幅なコストの削減が可能になっているのです。

ただ、プラスチックのクリップには適度のバネ性がありますが、金属クリップほどの強いバネ性はありません。

そこで書類やポケットからの落下を防止のために、本体の、クリップの先端付近にあたる部分にも、突起を出すように型を作っておいて、クリップとの噛み合わせで補強したり、あえてクリップだけは別成型にして、よりバネ性の強い種類のプラスチックを使ったりすることもあるようです。

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この記事は2009年9月初掲 名入れボールペンの【ペン工房キリタ】