プレスクリップについての5

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現在クリップ製作に主流で使われているプレス機(と言うか型)は「順送」と呼ばれている方式のものになります。

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これは単発用の型をまとめて一列に並べているかのように、1つの型の中に全ての工程の雄型と雌型を彫り込んでしまう方法です。

一度のガッチャンで全ての工程がプレスされるのですが、ちょっとややこしいので以下の説明をよく読んでくださいね。

まず、帯状に伸びている材料の端を、型の最初の工程部分にかかるようにセットして、1回目のガッチャンをします。

仮に5工程分の形状が彫り込まれている型であれば、残りの4工程に相当する場所では、材料が無い空打ちになります。

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最初の工程は当然展開図での打ち抜きになりますが、この時に完全に打ち抜いてしまうとクリップが帯からぽろっと落っこちてしまいます。

クリップが帯から落ちてしまうと、それを集めて回収しないと次の工程に回せません。

そこでクリップ自体を完全に打ち抜かずに、クリップの周囲を抜きクリップの端っこは帯に繋がったまま残します。

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この記事は2009年11月初掲 名入れボールペンの【ペン工房キリタ】