プレスクリップの東京金属についての2

プレスクリップの東京金属について、その2>

プレスクリップの技術を応用した派生製品なども、東京金属ではその時々に作ってきました。

中でも1994年に発売した書類ばさみの「スライドクリップ」は、取扱が容易でしっかり止まり、しかもはみ出ないということで大ヒット商品となりました。

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そこで、それを販売するための別会社もおこし、ホワイトボードに貼れる磁石付き製品や、金属アレルギーの人にも安心で、冷凍庫に入れても冷たくなりすぎずに使いやすいオールプラスチック製のスライドクリップなど次々と開発しています。

また一時期、本体と一体成型のプラスチックのクリップが増えてプレスクリップの需要が減ったのですが、ゼブラからの依頼で開発したバインダークリップの登場で、多くのプラスチックボールペンにも東金の板バネが使われるようになりました。

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バインダークリップとは、本体とプラクリップの継ぎ目に小さな板バネを使って、洗濯ばさみのように大きな開閉と軽快な動きを実現したクリップです。

バインダークリップの板バネは、クリップそのものに比べれば価格は微々たるモノですが、なにしろ事務用のプラペンの出荷数は莫大なので、そこに一枚かめることは大きな意味があります。

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この記事は2009年12月初掲 名入れボールペンの【ペン工房キリタ】