ケーファー開発秘話・企画遍3

ケーファー開発秘話・企画遍3>

一口に自社製の筆記具をネットで売ると言っても、低価格帯の製品では中国製や、国内大手の製品に対抗できません。

一方では海外の高級品は2~3万円のものが多い。

利幅も考えて、ペン工房キリタが扱う製品は5000円から1万円を中心価格帯にしようと考えていました。

ただ実際にはもう少し安い製品の方が買いやすい。入り口商品として、名入れをして送料を入れても5000円前後で買えるものが必要でした。

そこで新しく開発するオリジナル製品を3000円台の価格設定として、ショップの看板となる入り口商品に据えることにしました。

その上で、さらにコンセプトを詰めていきました。

基本コンセプトは、事務用の安いペンでは物足りない30代から50代の男性が、日常的に使い倒す取り回しの良い中級品です。

まあ最初のうちは、それらのことは漠然と頭に思い浮かべていただけなのですが、そんな状態でデザインを考え始めました。

と言ってもデザインは専門外。とりあえず実際にまずやったのはペンのカタログを見まくることでした。

ただ、今までもペンのカタログはよく見ていましたが、目的を持って見ると今まで気づかなかった色々な面が見えてくるものですね。

基本的には自分の好みで、こんなペンが欲しい、あんなペンならあの人にあげたい。そんな目で見ていったのですが、段々といくつかのペンに刺激を受けるようになりました。

うんちく話のまとめ読みはこちらから

—————————————————————————————————-
ウェブサイトのワードプレス化に当たり、記事の移し替えの為、古い記事を再掲載しています。
この記事は2010年1月初掲 名入れボールペンの【ペン工房キリタ】