無垢ボールペン開発秘話の2

無垢ボールペン開発秘話の2>

また、シルバー925ボールペンと並んで人気のある高級ボールペンに、ベークライトボールペンがあります。

こちらは工業用として使われる絶縁体の樹脂であるベークライトの丸棒を、1本ずつ削りだしてペンの形にしています。

職人が1本ずつ手作りしており、大量には作れないのですが、ベークの艶のある風合いと相まって、品格のある製品となっています。

最大の魅力はその手作り感にあり、1本1本をよーく見比べると微妙に形に違いがあり、世界に1本と思えるペンです。

ただ樹脂であるため、キリタ本来の持ち味の金属の重量感には乏しく、他のペンの重量感に慣れているとちょっと物足りない気もしていました。

この2種類のペンの魅力を併せ持ったペンを作りたい。その思いが「無垢ボールペン」開発の出発点でした。

すなわち、表面処理をせずに金属素材の風合いのまま、プレス品とは違うガッツリとした肉厚を持ち、職人の手によって1本ずつ削り出されて作られたペン。

材料費と技術費でかなり高額にはなるけれど、受注生産で少しずつしか販売できないけど、そんなペンを作ってみたかったのです。

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無垢ボールペンの製品ページはこちら
http://www.kirita-pen.jp/seihinn/muku/

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この記事は2010年8月初掲 名入れボールペンの【ペン工房キリタ】