塗装についての7

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ラインを1周する間に4つのエアーガンによる吹きつけが行われますが、吹きつけの内容はその製品によって色々と変わります。

下塗りをしないで、空気だけを吹いてほこり取りをしたり、色の塗装を1回塗りにしてクリアを1噴き+パール剤を1噴きしたりと、その都度組み替えられます。

明るい色を塗装する時は、生地の素材の色が透けてしまい、狙った色が出にくい事があります。そこで、1回目の塗装で白色を塗り、2回目の塗装で狙った色を塗ったりもします。

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プライマと呼ばれる下塗り剤は、密着性の弱い素材に塗装をする時に、本塗装の前に使われます。

通常は無色ですが、状況によって色のついたプライマを使うこともあります。プライマを塗ると、その後に塗る塗料の密着が良くなり塗装が剥がれにくくなります。

ただそれでも、使用状況によっては、どうしても使用していくうちに塗装が段々剥がれてくることもあります。

そこで必要に応じて、より密着を強くし、塗装の剥がれが無いようにするために、千代田さんに素材を入れる前にメッキ屋さんで黒クロームメッキを付ける事もあります。

コストは上がりますので、顧客との相談ではありますが、プライマ塗りよりもより強力に塗装の密着性が上がります。

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この記事は2010年10月初掲 名入れボールペンの【ペン工房キリタ】