塗装についての9

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ベルトコンベアラインでは壁を背にしてスプレーで塗料を吹き付けるのですが、その壁では作業中常時水が上から滝のように落ちていて、環流するようになっています。

吹き付けられた塗料のうち、対象物に当たらなかった分は、滝の水に当たって流れ落ちていくようになっています。

水は環流していますが、環境と設備自身を守るために、浄化装置を通しています。

コンベアの塗装場は室内が高温になり、塗料の霧も舞っているため、機械のセットをし、製品が流れ始めた後は無人で作業が行われます。

スプレーガンは自動で首振り動作や、噴霧・停止を繰り返し、作業員は隣室で流れるコンベアを前にペンの本体軸を冶具に刺して送り出し、帰ってきた本体を冶具から取り外していきます。

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塗装上がりの本体軸は、通常品の場合はある程度の数量がまとまると検査室に運ばれ、検査後出荷となります。

それに対して発注社から特に依頼のあった高級品については、そこからさらに「研ぎ出し」という1工程手を加えて、ツヤ出しを行います。

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この記事は2010年11月初掲 名入れボールペンの【ペン工房キリタ】