ボールペンの歴史の9

ボールペンの歴史の9>

ここまで8回にわたってボールペンの歴史を書いてきました。

最後に、最近のボールペンのトレンドを2つご紹介して、この稿を終わりにしたいと思います。


消せるボールペン:

2002年三菱鉛筆が「シグノ イレイサブル」を発売。消しゴムを使ってインクを落とす方式でした。

発売年については調べがつきませんでしたが、海外メーカーであるペーパーメイトからも消せるボールペン「リプレイマックス」が発売されています。

2007年パイロットが「フリクションボール」を発売。温度変化により色が変わるインクを使い、ペンの後ろについているラバーでこすると摩擦熱で筆跡を消すことができ、現在でも大ヒット商品となっています。

frixion

2010年三菱鉛筆が「ユニボール ファントム」を発売。フリクションと同じ熱で消せるタイプでパイロットを追撃しています。

専用のラバーを付けずに、ペンのキャップで擦って消す方式で、より手軽に消せるようにしています。

が、この「ファントム」については、パイロットからインクを熱で消す方式について特許侵害の訴訟を起こされています。
(2011年現在係争中となっています。)

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この記事は2011年3月初掲 名入れボールペンの【ペン工房キリタ】