ペンケース開発秘話の8

ペンケース開発秘話の8>

訊ねていくと、Cカンパニーは実にキリタと共通点の多い会社でした。

鞄業界に詳しくない僕が知らなかっただけで、ハンズやロフト、丸善にも自社ブランドの製品を置いている人気ブランドでした。
(その点はキリタは全然及びませんが。)

そもそも前述した特徴である、自社ブランドを展開しつつOEM生産も若干やり、自社で作った物を販売する製造直販の専門ネットショップを持つ工房って、かなりの部分キリタとかぶっています。
場所も東京下町の江戸川区で、共に昔っから工場を持つ隠れた老舗であることも同じです。

商品デザイン担当の佐藤明美さんは、僕と立場も似ていて年齢も近く話も合い、とても丁寧に相談に乗ってくれました。

前述したペンケースの必要条件も、Cカンパニーさんと色々相談していく中でよりはっきりしていったモノです。


正直、革製品の作り方なんて全く分からない訳ですから、こちらの希望については全てお願いしましたけど、細かいことは佐藤さんに考えて貰いました。

相手を信頼したら後は餅は餅屋です。使用する革の種類や色、その他僕の分からないことは殆ど彼らの「オススメ」で作りました。(笑)

数度の打ち合わせをしてサンプルを作り、それを元にさらに変更点、修正点を話し合い再度サンプル作ります。
そうした繰り返しの上で出来上がったのがペン工房キリタのペンケースなのです。

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ペンケースのページはこちら
http://www.kirita-pen.jp/seihinn/pencase/

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この記事は2011年5月初掲 名入れボールペンの【ペン工房キリタ】