クロス社についての7

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1999年にデービッド・G・ウェイレンがCEOに就任すると、クロス社は大きく変革に舵を切り、立て直し作業に着手します。

行ったことは、どんな会社でもそうであるように、古い物は整理し、新しい物を出していくという基本戦略です。

当時アイルランドにあった工場を閉鎖し、筆記用具の製造と流通は、リンカーン、ロードアイランドにある本社に集約されました。

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IT部門からは撤退、アクセサリー部門も整頓し、大規模なリストラを断行します。
(アクセサリー部門は現在もあり、革製品、時計などが販売されています。)

販売面としては、ブランドマークを一新し、新しいクロスを印象づけ、アウトレット点などで多く売られていた状態から、百貨店への復帰を指向していきました。

ペンそのものについてはセンチュリーの定番すぎるデザインへの偏重を反省し、様々なデザイン・機能の新製品を開発し、発表していきました。

来週は、2000年以降にクロスが発売したさまざまなペンを紹介して、クロスについての最終回にします。

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この記事は2011年12月初掲 名入れボールペンの【ペン工房キリタ】