パーカーについて、その2

パーカーについて、その2>

ジョージ・サフォード・パーカーは元々電信技師で、電信についての教師をしていました。

彼は収入を上げるための副業として、ジョン・ホランド・ペン・カンパニーという筆記具問屋のセールスとして、自分の生徒などに万年筆を販売していました。

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そして自分に近い人達に販売していましたから、当然修理などの要望もあり、万年筆の扱いに精通するようになっていきました。

そして徐々に、その当時の万年筆の問題点であるインク漏れを改良した万年筆を、自分の手で作り上げたいと思うようになり、1888年に会社を設立、翌1889年には最初の万年筆の販売を開始しました。

そして1894年、パーカーが創業時から目指していたインク漏れを軽減する仕組み「ラッキー・カーブ・インク供給システム」を開発します。

これは、ペンを直立させた時に毛細管現象を利用してインクをインクタンクの中へ流し込む仕組みで、パーカー製の万年筆に組み込まれ販売されました。

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パーカーのサイトでは、カーブした金属のような物がペンに組み込まれている写真が掲載されています。
(実際にどんな感じで機能するかは、正直その写真からは想像しにくいのですが。)

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この記事は2012年7月初掲 名入れボールペンの【ペン工房キリタ】