パーカーについて、その7

パーカーについて、その7>

1993年、パーカーは、 プロクター・アンド・ギャンブル社の傘下で、既にペーパーメイトなどを所有していたジレット社に買収されます。

プロクター・アンド・ギャンブルは洗剤などを扱う所謂「P&G」、ジレットはもちろんカミソリのメーカーですね。ごく一時期とはいえ、パーカーはカミソリメーカーの子会社だったんですね。

さらに2000年、アメリカのシカゴに本拠を置くニューウェル・ラバーメイド・グループのオフィス用具部門であるサンフォード社が、ジレット社の文具部門を買収したことにより、パーカーはサンフォードの傘下になります。

サンフォードは現在、世界最大の筆記具ブランドグループで、その傘下にはパーカー、ペーパーメイト(事務用ボールペン)の他に、ウォーターマン(高級筆記具)、ロットリング(製図用筆記具)、リキッドペーパー(修正液)などを所有しています。

2009年、創業の地である米国ウィスコンシン州のジェーンズヴィルの残っていた施設と、イギリスの工場が閉鎖され、生産拠点がフランスとなります。
つまり現在は、パーカーの製品は主にフランス製品と言う事になります。(と言っても、最近の他の大手筆記具会社と同様に、パーカーも世界の各地、特に中国などでも生産をしていますが。)

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この記事は2012年8月初掲 名入れボールペンの【ペン工房キリタ】