シルバー925開発秘話4

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今回このボールペンは本体のみでなく、先金などの部品も含めてほぼすべて銀無垢製品 です。
表面はバフ研磨のみで仕上げてあります。他の銀色メッキに比べて、 銀の色は少し白っぽく、柔らかい感じがします。個人的にもとても 好きな風合いなんです。

ただクリップだけは、バネ性の問題があるため従来の鉄製銀メッキ品 となります。 本体軸ほど日々こする部分ではないので、剥げの心配も少ないと判断 しました。

ところで、銀材というものは、空気にさらされていると酸化して黒ずん できます。 特に使わずに机に放置しておくといつの間にか黒っぽくなっている。

たまに銀用磨き布などで拭き上げると良いのですが、それよりもっと 良いのは日常的に使うこと。
塗装やメッキ品で悩みの種だった、毎日使うことによって毎日擦り続け ると言う行為が、銀無垢の場合は黒ずみを予防する行為になるのです。

もちろん銀製品ですから貴金属としての価値もあります。 使用している銀材は、上野の(株)大淵銀器から購入した純銀シルバー925、ボールペン1本につき銀15.8gを使用しています。

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この記事は2009年3月初掲 【ボールペン工房キリタの工房便り】