ベークライトとペンについて その14

ベークライトとペンについて その14>

今も旋盤挽き物(ろくろ)を使って万年筆を製作をしている個人工房としては、以下のようなところでしょうか。

大橋堂(宮城)
中屋万年筆(東京)
masahiro万年筆製作所(静岡)
万年筆博士(鳥取)
大西製作所(大阪)
平井木工挽物所(大阪)
笑暮屋(東京)
Stylo Art (長野)

惜しいことに、ここ数年の間に大橋堂の植原氏、加藤製作所の加藤氏、ロングプロダクツの藤本氏などが他界されていて、減ってきているのが現状です。
(大橋堂、万年筆博士はどなたかが後継されているようです。)

本体素材についてはエボナイトを使う所、セルロイドを使う所、そして銘木を使う所に分かれます。

ペン先については(昔からの特別なつてで)国内メーカーから仕入れている所と、海外のパーツメーカーから購入している所があるようです。

いずれにしても、自社でペン先を作っている所は無いですね。手作り万年筆を謳っていても、あくまで本体軸の手作りということです。
(ペン先の調製は、している所が多いようです。)

kato
写真は故加藤製作所さんの万年筆

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名入れボールペンの【ペン工房キリタ】