ベークライトとペンについて その4

ベークライトとペンについて その4>

ベークライトの色は、黒か茶が一般的なようです。そういえば電球のソケットは今は白ですが、昔は大抵は黒でしたね。

ただ今では、プリント基板がメイン商材になったため茶色がメインで、黒色のベークはほとんど生産されていないようです。

この茶色のベーク棒のもう一つの特徴は、使っていくうちに徐々に艶のある黒ずんだ色に変色していくこと。

棒材としておいておくだけでは変色はしてこないので、たぶん手の脂に反応するのでしょうか。(この辺は勉強不足で、しかとは分かりません。)

何年かかかって徐々に出てくる黒の艶が、とても良い味を醸し出します。使い続けるのが楽しみなペンです。

このベークは、削る際に独特の匂いが出るのですが、これがまた慣れるといい匂いだったりします。

パソコンに向かって仕事をしていても、あの独特の匂いがしてくると、あぁ今日はベークを削る日なんだなと、すぐに分かります。

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