サインペンの歴史、その1

サインペンの歴史、その1>

今回から暫くは、サインペンについて考察していきます。

インクの出し方という分類において、この世にあるあらゆる筆記具は、3つの種類に大別できます。

つまり、万年筆を筆頭とする金属など堅いペン先にインクを伝わらせて書くタイプ、先端にボールが埋め込まれたボールペンタイプ、そして先端に配置した繊維質の素材をインクが伝っていくタイプです。

堅いペン先にインクを伝わらせるタイプには、万年筆の他に羽ペンやガラスペンなど金属以外の材質の物も含まれ、主に毛細管現象を利用してインクを伝えます。

ボールペンタイプも、油性、水性、ゲルインクなどのインクの特製やボールの素材も様々ですが、先端のボールの回転でインクをはき出すと言う点が共通の仕様になります。

それに対してサインペンは、布とか糸のような繊維の束の中をインクが伝わって行くタイプの筆記具で、サインペンの他にマジックや蛍光ペン、さらに毛筆の筆なども範疇に入ります。(私の見解ですが。)

次回から、サインペンの分類や歴史を研究していきたいと思います。

signpen1

うんちく話のまとめ読みはこちらから

—————————————-
名入れボールペンの【ペン工房キリタ】