サインペンの歴史、その13

サインペンの歴史、その13>

今回からはサインペンの一種である蛍光ペンについて、その歴史を見ていきたいと思います。>

蛍光ペンは英語では「Highlighters(ハイライター)」。文字の上から重ね書きをして、下の文字を目立たせる、あのおなじみのペンですね。

蛍光ペンを初めて開発したのはドイツの筆記具メーカーのスタビロで、スタビロの蛍光ペン「Boss」は現在でも世界で最も売れている蛍光ペンです。

スタビロは1855年にドイツのニュールンベルグで、鉛筆工場として創業されました。当時の社名は「Grosberger und Kurz」。人名(2人)ですね。

創業の10年後に財政危機に陥っていた工場を、グスタフ・アダム・シュバンハウザー氏が買い取り、それ以後彼の家がオーナーとなっています。

現在もシュバンハウザーが統括会社としてあり、スタビロはその系列の筆記具部門の会社名となります。筆記具の他には、化粧品やアウトドア用品などを取り扱っているようです。

シュバンは英語でスワン白鳥の意味なので、今もスタビロのロゴマークは白鳥です。(創業者の名前をスワン・ハウザーとする記述がネットに散見されますが、実際はスワンハウザー全部が姓になります。)

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