手紙の書き方、その2
手紙の書き方、その2>
前回、手紙を構成する行程を、5つのパートに分けました。すなわち
1)便箋を選んで準備する、
2)ペンを選んで準備する、
3)文章を考える、
4)文字を手書きする、
5)切手を選んで貼る、
です。
世の中でたくさん出ている「手紙の書き方」についての書籍等では、その多くが3)の文章術に殆どのページが割かれています。
(実際むらかみ理事長にも、文章術の本を書いています。http://a.tyo.ro/4046002670/kirita-22 ←アマゾンでチェック)
挨拶文や定型文、構成など、文章についての内容は膨大で、確かにそれだけで本が書けるほどですが、この講座ではあえてその点についてはさほど深掘りをせず、大事なポイントだけを押さえて軽く流しています。
文章についてあまりきちんと書こうとすると、深みにはまってあれこれ悩んでしまい、書くことが楽しくなくなります。
定型文などはあんちょこ本がいくらでもあるのだから、それよりは、今は便箋や葉書にしてもペンにしても実に様々な物が出ているので、ショッピングのワクワク感から入っていく感じです。
この講座の主催者は手紙文化振興協会で、手紙をどんどん出しましょうということがそもそもの主旨なので、敷居を高くせず道具選びを楽しみ、文章はあまり悩まずさらっと書きましょう。
字についても上手くなってから書くのでなく、ちょっとした読みやすく見せるコツを伝えるのでとにかく出しましょう、という方向で講座が練られているように感じました。(講座に参加した私の私見ですが。)
一般に誰かに読んで貰う文章を書くための紙には、いわゆる便箋、葉書、一筆箋、メッセージカード、メモ用紙、ミニカードなどがあります。
(ノート、レポート用紙、原稿用紙などは、人に見せることもありますが、ここでは省かれます。)
最近は、便箋や葉書にも実に様々なデザインの物が販売されています。
柄ありのもの、無地のもの、縦書き・横書きなど色々なパターンがあり、この講座では、送る相手により何種類かの物を事前に準備しておく事を勧めています。
書きたいと思った時に手元に紙が無いと、便箋を用意するのが億劫で、つい書く気持ちがしぼんでしまいます。
書きたいと思った瞬間にすぐ書けるような準備が大事なんですね。
講座では、講師のむらかみさんが、便箋、一筆箋、カードなど様々な用紙のサンプルを持ってきて見せてくれます。
季節、趣味・地域にちなんだものなどが多く、見ているだけで楽しい物ばかりです。具体的に何処のお店に行くと買えるか、お薦めのお店も紹介してくれますよ。
(つづく)
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このブログの内容は、2014年にメルマガに書いたものの再掲となります。
手紙文化振興協会については、協会サイトで最新の情報をご確認ください。
http://www.tegami.or.jp/
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