手紙の書き方、その7
手紙の書き方、その7>
便箋選びから始まったこの講座の目的は、実際に手紙を出しましょうというものですから、最後は当然切手を張ってポストへ投函という流れになります。
この切手を買ってきて、貼って、ポストまで歩いていって投函するという作業は、はっきり言って面倒だと感じる人も、メール全盛の現代では多いでしょう。
それに対するむらかみ先生の答えは2つあります。
一つは、そんな時代だからこそ、ポストに届いた手紙に魅力とパワーが宿るのだと言うこと。手紙に書けた心と労力は、受取手にも伝わります。
そしてもう一つは、面倒な中にも楽しみを見い出すこと、具体的には、切手と投函場所選びを楽しみましょうと言うことです。
今郵便局に行くと、実に様々な切手が販売されています。一般的な切手の他に、常に何かしらの記念切手、企画切手が販売されています。
企画切手には例えば美術的なものから漫画のキャラもの、地域に根ざしたもの、大きなイベントを記念したものなど、いつ行っても何時も何か新しいデザインの切手を発見することができるでしょう。
わざわざ切手を買いに行くのは面倒でも、郵便局というのは日本全国至る所にあるので、町を歩いていて郵便局が目にとまったらちょっと入って、そのときの旬な切手を買っておく事をおすすめします。
色々な切手を引き出しに貯めておいて、この人にはこの切手を使おう、あの人にはあの切手、などと考えるのは楽しいものです。
最近の企画切手は従来の裏面を濡らして貼るタイプではなく、ほとんどがシール切手になっています。
台紙からさっと剥がしてぴたっと貼るだけなので水が要らず、水が無いからと、ぺろっと舌で舐めて貼るなんて事もしなくてすみますよ。(^^;)
投函された手紙や葉書には、それを処理した郵便局の消印が押されます。
この消印にはその場所と日にちがスタンプされますから、いつも家の近くの同じポストから投函するだけでなく、ちょっと違ったポストから投函するのもおもしろいですよ。
職場の近くのポストや、書き上げた手紙を鞄に入れておいて、何処かに出かけたときにポストを見かけたら投函するようにすれば、受け取った人が、お、こんなところから投函されてるって、気づく・・・かも。
(写真の切手は、昨年私が買ったふみの日切手です。筆記具屋っぽいでしょ。)
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このブログの内容は、2014年にメルマガに書いたものの再掲となります。
現在の講座は通信講座が中心となります。手紙文化振興協会については、協会サイトで最新の情報をご確認ください。
http://www.tegami.or.jp/
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