フルハルター訪問記 その7

フルハルター訪問記 その7>

出来上がった万年筆ペリカンM800を取りに行ったのは、結局発注してから3週間を過ぎた頃でした。

久しぶりにフルハルターを訪問すると、店主の森山さんは前回と同じにこやかな笑顔で迎えてくれました。

中に入ると相変わらず、座る以外の選択肢のない狭い店内で、先ずは試し書きをと、ペンを渡されます。

渡されたM800のペン先は、Mの注文に対してBの刻印が入っています。

これは、一回り大きなペン先を、書きやすいように丸めながら研いでいって小さくした証拠。自分だけの特別感がこみ上げてきます。

書いてみると、想像していたよりはほんの少し堅めの書き味でしたが、森山さん曰く、ここから使い込んで自分用に仕上げて行ってとのこと。

どうしても合わないと感じたら、調製するからとの言葉に、不安なく持ち帰ることができました。

fullhalter9

うんちく話のまとめ読みはこちらから

—————————————-
名入れボールペンの【ペン工房キリタ】