【クロコ】開発秘話、その9

【クロコ】開発秘話、その9>

サイトのページにも書きましたが、日根野さんの会社ドリームワークスは、QVCやその他テレビ局のテレビ通販でワニ皮の財布などをガンガン売っています。

芸能人とのコラボ企画などもやっていて、それだけに品質・デザイン力共に、実力は確かなもの。

そんなコムオンボさんからクロコ革を調達することによって、青木さん経由で問屋から調達するよりも、少し安価にワニ皮を調達できました。

少し安価と言っても、牛革に比べるとワニ皮は格段に高く(と言うよりワニ皮と比べると牛革はタダみたいなもの)製品価格も高くなりますが、他社との差別化という意味でも、ワニ皮にしてよかったと思います。

細い筒に巻くにはなるべく薄く剥いた方が巻きやすいのですが、クロコ革の場合は表面が凸凹しているため、余り薄くすると凹のところが穴が空いてしまいます。

青木さんの工房にある革を剥く機械の設定を何回か試して、どうやら皮の薄さが0.7mm~0.8mmが限界で、それより薄くすると穴が空く事が分かりました。

今まで試した牛革などでは、0.5mm程度の薄さまで剥いたものを巻いていたので、それらと比べると大分厚い革を巻くことになります。
(たった0.2-3mmしか違わないようでも、実際に巻いてみるとかなりの厚さの違いが実感できます。)

皮の厚みが0.3-0.4mm変わると、それをペンに巻いた時の本体の直径は単純計算でも0.6-0.8mmくらい太くなります。

円周上に巻かれると、断面図的に直径を見たときに、厚くなった部分を2カ所含めて測ることになるからです。

今回革巻きボールペンの制作に使った本体軸は、直径が9.5mmの真鍮のパイプ材です。

お気づきの方もいるかもしれませんが、この太さはキリタの看板製品であるケーファーと同じものです。

牛革や蛇革等の薄く剥ける革で試作していた頃には、先金やクリップ管などはケーファーの部品を使っていました。

まぁつまり、ケーファーの部品で転用できるものは転用しようとしていたのですが、これだけ本体の外径寸法が変わってくると、さすがにそのままの部品では使えなくなります。

革を巻いた本体軸と他の部品の外径が違いすぎて、単純に段差も大きすぎるし、巻いた革の端面もむき出しになってしまいます。

クロコ3色4-400x300
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名入れボールペンの【ペン工房キリタ】