フルハルター訪問記 その3

フルハルター訪問記 その3>

商品がほとんど並んでいない店内ですが、一応事前に電話でペリカンの希望は伝えてあったので、店主の森山さんが希望のペリカンのM400、M600の2本をまず出してくれました。

ペリカンでは数字が大きくなるほどペンのサイズが大きくなるので、400は少し小振りのもの、600は中くらいの大きさになります。

差し出されたメモパッドに試し書きをしながら、どちらのペンが持ちやすいかを吟味するのですが、その姿を森山さんはじっと見ています。

何でも、以前に読んだ雑誌によれば、森山さんはこちらの試し書きをする姿、書き方を見て、ペン先の研ぎ方を決めるとのこと。

フルハルターの最大の特徴は、希望のペン先の太さより一回り大きなサイズのペン先から、使用者の書き方に合わせて研ぎを入れて仕上げてくれることなのです。

Mを希望の人にはBから、B希望には2Bのペン先から、使用者の書き癖を見てペン先を作ってくれるのです。

狭い店内にもかかわらず、ペンを並べるスペースを削って椅子と机を置いているのも、実際の使用では座って書くことの方が圧倒的に多いため、座った状態でのその人の書き方を見ることが目的なんだとか。

fullhalter5

うんちく話のまとめ読みはこちらから

—————————————-
名入れボールペンの【ペン工房キリタ】