ペリカンの歴史、その3

ペリカンの歴史、その3>

ペリカンのサイトによると、1838年の4月28日に初めて価格表を発行した日を創業記念日としたとあります。

1838

そこから万年筆を発売する1929年までの90年間、ペリカンはインクと絵の具のメーカーとして発展します。初期にはペリカンの名は使われておらず、創業者名のカール・ホルネマンが社名でもあったようです。

1863年から工場長としてペリカンで働いていたギュンター・ワーグナー(Gunther Wagner 1842-1930)が、1871年には会社そのものを引き継ぎ、社名もギュンター・ワーグナーになります。

220px-Gunther_Wagner_1878

1878年にはワーグナー家の家紋であったペリカンのロゴを、ドイツで最初の商標として登録します。

1881年にはヨーロッパ諸国への営業担当としてフリッツ・バインドルフ(Fritz Beindorff 1860-1944)が入社。1888年にギュンター・ワーグナーの長女と結婚し、会社を引き継ぎます。

Fritz_Beindorff

フリッツの元で会社は拡大し、筆記用のインクと絵の具だけでなく、印刷用インクや、スタンプ用のインクパッド、のり、インク消し等に製品を拡充し、販売網もヨーロッパ各地へ拡大していきます。

ドイツのサイトを見ると、1896にはインドインク(墨)を発売してヒットさせたとあります。面白いですね。

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