ペリカンの歴史、その7

ペリカンの歴史、その7>

1950年、ペリカンは万年筆の400を発売します。1965年まで生産されたこの400は、今でも中古がヴィンテージ物として流通している名作です。

400の高級バージョンとして、キャップを金メッキにした500、キャップを14金にした600、さらに全体を14金にした700までが発売されました。

親子ペリカンのロゴは100の時から刻印されていましたが、ペリカンのくちばしをイメージしたクリップは400から採用されています。

400

また1952年には400の廉価版として140が発売され、1955年にはボールペンも発売し、ペリカンは総合筆記具メーカーになります。

1960年には、児童用の万年筆としてペリカーノが発売されます。 現在も可愛らしいプラスチック製品として発売されているこのシリーズは、協育研究者と共同で開発され、当時はアルミのキャップでした。

児童用のペリカーノと同じデザインで、大人用に金ペンを採用したP15、P25と言った製品も当時発売されたようです。

このように戦後しばらくまでは好調だったペリカンの万年筆ですが、その後ボールペンの普及と共に冬の時代に入って行きます。

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